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東京・新宿のチャイルドセラピスト・メンタルトレーナーの荒木かおりです。
新宿御苑工房に駐在しております。

「うちの子の才能を引き出したいので、お世話になりたいです。」
と、ママたちが私のところへ来られます。

これ、二通り実はあるんです。

簡単に言えば、
●洗脳教育
と、
●自立心を芽生えさせて自分で歩み、自分で自分を開花させる教育

私がお伝えしているのは、後者です。

では、例えば、
上記の場合の前者の結果となってしまったクライアントさんの例をあげてみます。

あるクライアントさんは、一流企業の重役の男性。
お金はとても稼いでいるし、
クリエイティブな仕事をしているし、
高層マンションに住んでいて、
幼少期の育ちも海外、
周りから見たらエリート街道まっしぐら・・・なのですが、
本人は幸せ度がどんどん低くなっているそうです。

仕事で忙しくしていた20代30代は仕事に没頭し、
お金も使いたいだけ使い、
独身で好きに時間も使っていたので何も感じなかったものの、

40代に入り、
これまでの道のりを振り返り、
そして将来のことを考えたとき、
何が幸せなのか、
何のためにこの先進んでいいのかわからなくなってしまった・・・

話をよくよく伺ってみると、
親に言われた通りに歩んできた・・・
今は何のために仕事をしているのかわからない。

そう、これが洗脳教育になってしまっているんですね。

もしかしたら、親はそんなつもりではなかったかもしれません。
このクライアントさん側がそう受け取ってしまっただけかもしれません。

けれど、
自分で決めて、
自分で選ぶ、
「自分でできた!」を芽生えさせる、
これが失われてしまったのです。

かなりの大企業で重役として働いておられるわけで、
小さいころからのコツコツの積み重ねはかなりのものです。
ちょっとやそっとで心が折れたりはしません。
(コツコツの積み重ねが心を育みますから。)

けれど、
彼の場合は、親への意識が強すぎたので、
父親の稼ぎを超すのが目標!
母に認められたい!
という潜在的な意識が強くこれまで来ましたので、
自分で歩んでいる根本には、親への意識が強く根付いてしまったのです。

彼の場合、
●依存心
●分離不安
これらが強く、このことから40歳過ぎてからいろいろな感情が出てきてしまいました。

さて、
ここから話を戻しますが、

では、幼少期、
いえ、乳児期、
いえ、マタニティ期、

どのように過ごせばこのような例にはなりにくかったでしょう?

それは、
バーストラウマを癒やし、
母と子は別の人間だと依存心を減らし、
「できた」の芽を摘まないことです。
(本当にこの積み重ねです。)

●マタニティ期からお母さんの感情と胎児の感情は別ものだと教えてあげる。
●出産後はバーストラウマを癒やす。
●乳児期から「できた」の芽を摘まない。

これらをしっかり繰り返し繰り返しおこなってあげてください。
そうすることで、
将来子どもが大人になってから、
本当に心から幸せだ
と感じることができる人生を歩むことができるのです。

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