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不安な時の寄り添い方

最近、こちらのサイトの更新を怠っていたのは、怠っていたわけでもなく、誰かの役に立ちたい気持ちが私は常に強いからこそ、自分の土台を固めて、根っこを伸ばしておりました。時々この作業はすごく大切で、それをしなければ、家族は愚か、大切な周りの人さえも本当の意味では救うことなんてできないからです。

私には、子どもも夫も犬という家族もいて、父も母も姉妹もいる。そして大切な仕事仲間や、友人もいて、そんな大切な人たちも日々を幸せで過ごして感じて暮らしてほしいと願うからこそ、自分のことを本当の意味で大切にしています。

昔はこんなふうに考えることなどできず「自分のことを大切にしなさい」と身内でない他人からも言われるほどでしたから、きっと周りから見ても危険な人間だったのでしょう。自分ではわからないものですね。自分のことを大切にするという意味すらもわからず、反発ばかりして、結局自分のことを傷つけて、被害者意識の強い人間だったように思います。

最愛の人を救ってあげたい一心で心理学を深く学んで、最終的には自分を自分で救ってあげたいという気持ちが強くなり、いろんなものを失っても自分のことを守り続けてきて、6年も7年も孤独を感じながらようやく辿り着いたのが、本当の意味で自分を大切にするという意味を知るという結果でした。これは私にとってとても宝物な心のあり方を知るという作業となりました。

どれだけ毎日不安で、どれだけ孤独だったでしょう。不安で不安で消えてしまいたいくらい不安で。しばらくは、この不安から抜けても何年も思いだしたくなくて封印し、誰にも話もしませんでした。思い出したらまた元の自分に戻ってしまいそうで怖かったので。それでもきっといつかは、この経験が誰かの役に立つだろうと確信していましたので、そろそろそんな時期なのかなと思い始めています。

さて、不安な気持ちというのは目の前におこった出来事から溢れてくる感情ではないということは、きっと本人が1番よくわかっているのではないでしょうか。

でも、不安な気持ちの根本原因が解消されないから、不安という気持ちに押しつぶされてしまいそうになる、、、病気と同じで根っこからやっつけなければ解消などしませんからね。

ずっと私はこれに悩まされてきました。そしてセラピストになりしっかり自覚したのは、バーストラウマということでした。分離不安が自分の不安の根源だったのです。

これはとても厄介なものでして、自分の出生児の記憶なんぞ誰も残っていないので、信用し難いお話かもしれませんが、女性ならばかなりこの話は信頼性が深いのではないでしょうか。男性でも、奥様がいらっしゃったりお子さんの出産に立ち合ったりしていたら少しは理解があるのではないでしょうか。

バーストラウマは人間の原点でもある出生の根源です。人間誰もが謙譲意識と潜在意識を持ち合わせているので、大人になるとこれらの出来事は潜在意識となり潜伏してしまいますので、自分の意思で思い出そうとしても思い出せるものでもなく、思い出すならば催眠術などの瞑想状態で思い出す他ありません。

バーストラウマとは、出生児の出来事なのですが、大人からすると大したことないように見られても、赤ちゃんからしたらお腹から産まれて一世一代の出来事。生まれること自体が死ぬように感じてしまうわけですから、すごくデリケートな部分なのです。あなたはどんなバーストラウマがありますか?

通常通りに産まれてすぐ、お母さんの体を休ませるために数時間だけ別室で赤ちゃんとお母さん、それぞれが休憩をとっていただけだとしても、赤ちゃんは一生の別れかのように感じ、分離不安を感じます。出生してからここをどれだけきちんと癒せるかでその後の人生に深く大きく変わってくるのです。そしてここの感じ方にはもう赤ちゃんであっても十人十色、感受性が強い子であればそれなりの捉え方をしますし、鈍感な子であればそれもそれなりな捉え方をしますので、この辺りも個性が出てきますね。

もうお分かりかなと思いますが、大人になってからあなたが不安心が和らがないのは、この辺りの出生児の問題がシコリになっており癒しきれていないことも大きく関わってくるのです。ここを癒すには、幼い自分に出会い、大人な自分が幼い自分を何度も何度も癒して癒し続けることがポイントとなりますが、何せ幼い子どもというのは「絶対そうに違いない」と頑固なものでもありますから、なかなか寄り添って閉ざした蓋を開けて癒しを根源からしてあげることが困難で困難で、何年もかかってしまったりしますし、自分1人ではどうしようもないものなので、隣にセラピストが必要になるものなのです。

そろそろゆるゆるとセラピストとしても活動しても良いかなと考えていますので、詳細は別ページでお伝えしますね。

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