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arakikaori

コロナ閉店への経緯

3月上旬のわりと早い段階で、共同経営者の夫と話し合って店をたたむことを決定しました。

あの時は、普通に雑誌の取材も前日まで受けていたし、これからやりたいことも山ほどあり、そこへ向けて動き出している最中で、まさか自分が店をたたむなんて思ってもいなかった。これが事実です。

けれど、日に日に不安もつのり、決断するなら早い方が絶対いいとは思っていたので、夜な夜な情報集めしたり、周りの状況を確認。

とにかく重視したかったのはスピード感でした。なにせ娘もいるし、新宿で固定費高く経営していると、判断力が大切。

でも、お金じゃなく、ココロ優先で行きたかったので、夫が立ち上げた大事な店。夫のココロが落ち着くのを妻として待ちました。けれど、ぶっちゃけ結構不安定になっていた夫。決断するも、次の日には「やっぱり・・・」の繰り返し。自転車に乗っていても運転不安の上の空。

自分でも気持ちがわらかないんだろうな~と感じたので、妻として、泣かせる言葉作戦に出ましたw

なんて言葉をかけたのか私も実は忘れてしまったのですが、、、店舗で毎日恒例のミーティングをしている最中に泣かせる言葉がけに成功!営業時間中に泣いてしまったので、店の鍵を閉め、ミーティングを続行しました。

夫だし、男だし、職人だし、一家の大黒柱だし、自分の気持ちだけのために泣けなかったのでしょうね。

「お店くーーん」と床を抱きかかえて泣ききるまで泣きました。

夫がどんな想いでこのお店をもったか、どんな想いで私と出会うまで5年間たったひとりで店舗を守って経営してきたかを知っているので、もちろん私もつらいです。

けれど、時代の流れに乗らなければビジネスは成り立たないことを私たちは知っていますし、新しいものを取り入れて思考していくこと自体は好きです。

ですので、頭ではどうするべきか、どうするのが正しいのかは大前提にわかっていたのですが、人間、ココロがあるし、思い出や、愛着芯があるのは普通に当たり前の事なのです。

私も一緒に泣きました。

でも、2人で泣ききったらスッキリ!
この日から新たな気持ちに生まれ変わり、再出発する気持ちでいっぱいになりました!

最初にコロナ閉店を決めた日

決めた日、それは上記に書いた泣いた日です。でも決めたので、さっさと前に進みたい気持ちで眠る前に「閉店を決めました」とTwitterでツイートして眠りについたのを覚えています。


朝起きるとバズっていた

前夜にツイートして涙で枕を濡らしながら眠りにつきました。そして、翌朝、起きてみると、たくさんの応援ツイートや、いいねやリツイート、ちょいアンチDMや、手伝いたいというたくさんの応援DMが!!!

ビックリしすぎて本当にひっくり返ったのを覚えています!
コロナ前にTwitter始めていて、結構仲良しな仲間もたくさん作れていて、本当によかったなと心から思った瞬間です。改めて、ありがとうございます!


実店舗だけではきついのでネットを強化すると宣言

もともと強化しはじめてはいるところでしたが、気長にのんびりと安心しきっていたWEB集客。今回のコロナをきっかけに、さらに強化ペースを急がなければいけないと実感し、強化宣言しました!ツイートでも流したところ、たくさんの方々からアドバイスDMや、手伝いたいとDMをいただき、約1~2日ほどプロジェクトのようなものも経ちあがったのですが、色々考えて、一度すべてを閉じさせていただきました。


プロジェクトを閉じた理由は3つ

1つ目は、弱っている当事者(私と夫)では、判断能力が欠けている。

2つ目は、頼むときは何事も無料では頼まないようにしている。しっかり報酬をお支払いしたい。

3つ目は、せっかくの再出発なので、まずはやれるところまでは夫婦2人で頑張りたい。

これらの理由から、一旦すべての方々へ丁重にお断りさせていただきました。みなさん、やさしく声をかけてくださいまして、本当にありがとうございました。


ネガティブ発言は一回まで!

私は、マイルールとして、ネガティブ発言は1回までと決めています。今回のコロナ閉店の件に関しては「閉店します」でもう1回分使い切りました。ですので、後はポジティブに上がっていくのみです!

ここからは、Twitterでも、リアルでも、ポジティブ発言を繰り返しました。それは無理して発言するのではなく、心の底から発言するために生活習慣も改めて改善しました。寝不足だとそれだけでポジティブでなくなるし、栄養不足は脳にも心にも悪影響ですからね。


毎日本気で次の事を楽しんでいたら応援者が現れた!

コロナ閉店をきっかけに、店は閉店というより、『移転』というかたちにして、事務所を拠点に経営続行し、自転車宅配サービスも始めることを宣言しました。そして、支店も同時にオープンさせることを発表。(土日限定の神奈川県の店舗を出します)

すると、たくさんの方から、ネットからの受注依頼や、Twitterで拡散するよ!応援するよ!と依頼が来たのです。

やっぱり前向きに一生懸命頑張ってると、本当に必要なところで手を差し伸べてくださる方がいるものですね。嬉しいです!ありがとうございます!


類は友を呼ぶ

類友とは本当に実際する言葉です。今、私たちが目指しているところは、尊敬する仲間たちと上がっていくというところ。これって、ネガティブでいたらそうはなれないんです。ネガティブにかわいそうな自分を表現していたら、「かわいそうが好物」な人たちがよってきて、かわいそうが好きな集団になるだけ。

ビジネスするうえで、そんなところには明るいビジネスは舞い込んできませんよね。ですので、私が決めてるマイルール「ネガティブは1回まで!」は本当におすすめです。明るく尊敬し合える仲間と上がって幸せにビジネスしていきましょう!


まとめ

コロナ閉店でもなぜ笑顔でいられるのか?
わかっていただけたでしょうか。
単純に、笑顔でいた方が、人も寄ってきてくださいます。そして、本当の意味で助けてくださる人も現れます。そして、なにより、笑顔でいる方が、他人に良い影響を与え、一緒に頑張ることができます。表情も言葉遣いも、発信内容も、笑顔でいることですべてがポジティブに変わるのです。

私たち夫婦は3月頭に店をたたむ。ということだけ決めました。
でも、笑顔でいたから、店はカタチを変えて、マンション事務所経営で続行しよう!と決められたし、お金をためて、来年末に再オープンさせよう!と決められました。そして、神奈川県に土日限定の支店をオープンさせることまでも決められました。

どんなにつらいことでも笑顔でいると乗り越えられ、笑顔でいるとサポーターが現れます。ぜひ少しでもこの文章があなたの励みになるとうれしいです。